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アトピー!?気にな〜ル

 こちらは、皆さまから数多く寄せられるアトピーの疑問に対する院長の見解を、テーマごとに著書から抜粋してご紹介します。
 「私の講義に出席したつもりで読んでみて、そして考えてみてください。皆さまのご参考になればと思います」(磯邉善成)




   〜 民間療法に対する考え方 〜

 インターネットで「アトピー」と検索すると、約 23,000,000 件がHITしました。その多さにとても驚きましたが、それだけ注視されているキーワードだということでしょう。もちろん専門家としての立場から見解を述べているサイトもありますが、中には医師ではない者による、患者さんの弱味につけこんだアトピービジネスもあるようです。重々お気を付けください。
 今回は、患者さんからも時々質問のある「民間療法」について、私の見解を、著書より抜粋、加筆して下に記します。




 アトピー性皮膚炎の治療というと、色々な民間療法が、様々なメディアや口コミを通じて紹介されています。・・・中略・・・もちろんすべてを否定することはできません。しかし、アトピー性皮膚炎には、軽度から重度まで、人によって様々な症状があります。このような民間療法は、ある人に効果があったとしても、違う人には逆効果になってしまうことも往々にしてあります。
 その効能についてですが、ほとんどの民間療法が、きちっとした医学的な裏付け(根拠)はなく、数冊の本を読んでおぼえた偏ったわずかな知識と自身の経験からの発想のみで、「たぶん○○のおかげで治るのだろう」という推論の域を出ていません。つまり、「なんだかよく分からないけれど、結果的に良くなった」というケースがほとんどなのです。
 これはいかにも怪しく危険で無責任なことではありませんか。医師の立場として、そんな思いつきの治療法に何万も何十万もかけることは、あまりオススメできるものではありません。実際に私のところに来られる患者さんの中にも、民間療法を試した結果、症状を悪化させてしまい、びっくりして駆け込んでこられる方も多いのです。
 また、アトピー性皮膚炎の症状は、全く何もしていなくても自然に治るということがよくありす。たまたまそのタイミングと一致したということも相当数あると思います。
 もちろん、なんであれ結果的に治れば、患者さんにとっては、それはそれで良いことなのでしょうが、他人に効いたとしても、自分に効果があるとは限らないことを、よくよく考えに入れておくべきでしょう。民間療法で悪くさせた場合は「もともと半信半疑だったし、だまされた自分が悪いのだ」という心理が働くせいか、多額の費用を払ったのに泣き寝入りしてしまい、なかなか悪い評判というのは表には出てこないようでもあります。

 アトピー性皮膚炎の民間療法が、ここまで錯綜してしまう重大な原因として、アトピー性皮膚炎という病気が、そもそも、その段階によって「まったく別の疾患である」といえるほど、症状が違うことがあげられます。その重要なポイントは「ステロイド剤」を今までどのように使ってきたかに関わってきます。
 ステロイド剤に依存していない湿疹の状態を、普通の「アトピー性皮膚炎」だとし、ステロイド剤を長期に連用して、身体がその作用に依存し始めてしまっている状態を「ステロイド皮膚症」として区別して考えることもあります。
 軽症のアトピー性皮膚炎が、○○療法で治ったからといって、「ステロイド皮膚症」が治るとは限りません。むしろ、安易に薬を止めてしまうことで、重大な離脱症状を引き起こすこともあります。本当に困っているとき、重症なときほど、健康法を応用したような、安易な民間療法に飛びつかない方がいいということです。
 あなたの善良な知人が、本当に親切心から、何らかの療法をすすめたとしても、彼または彼女が医師でない限り、おそらくは、あなたの現在の状態をより理解しているということはあり得ないのです。



「アトピー性皮膚炎これで治る!」〜 アトピー性皮膚炎 その原因と従来の治療法〜  
                  アトピーのための皮膚の話より P81〜84を部分抜粋





 〜 アトピーになる人、ならない人 〜

 特に新患の方に多いのですが、アトピーの患者さんから頻繁に同様の質問を受けます。それは、「同じような生活をしているのに、なぜ、家族で私だけアトピーになるのでしょうか」 確かに不思議な事でもあります。
 個人差といってしまえば話は早いですが、実はその理由は完全には解明されていません。しかし、ある推測は立てられています。それを簡単にご説明しましょう。著書から以下を抜粋・加筆します。




 ある特定のアレルゲンに対して陽性の値が出たとしても、その人が必ずしもアトピー性皮膚炎にかかるわけではありません。反応の仕方には個人差があると述べましたが、では、その差はいったい何なのでしょうか。アトピー性皮膚炎になってしまう人は何が引き金になって症状を発してしまうのでしょうか。このあたりが完全に解明できれば、アトピー性皮膚炎をはじめ、アレルギー疾患のほとんどの治療法も確立されることでしょうが、残念ながらまだよくわかっていないのが現状です。
 ただ、長い期間にわたってアレルゲンにさらされていて、体内へ侵入したアレルゲンの量がある一定のレベルを超えたとき、免疫システムがシグナルを鳴らし、アレルギー反応が起こるのではないかと推測されています。
 こうした一定レベルのことを医学的には、反応の「閾値」、あるいは「限界点」などと表現していますが、第一章で紹介した651名の症例における60代以上の方々のアトピー発症の増加などは、まさにこの限界点のなせるところと考えてもいいでしょう。そして、この限界点の違いが、いわゆる個人差ということになるのでしょう。
 中高年世代になって限界点を越える人もいるし、そうでない人もいます。つまり、限界点を越えれば、乳幼児であろうと高齢者であろうとアトピー性皮膚炎を発症してしまうということです。
 合成洗剤や石鹸を使い続けるということは、界面活性剤という異物によって皮膚を痛め続けていることにほかならず、その行為がアレルギーの原因、すなわち抗原となって常に免疫システムをおびやかし続けているのです。その結果、抗体が過剰に稼働され、アトピー性皮膚炎も発症されてくるというプロセスを考えれば、さらに日本人が毎日お風呂に入って体を洗うことを習慣とする民族であることを考えれば、その発症の引き金となる限界点を越えることがあろうことは、いつでもそして誰にでも、十分に考えられるのです。

 「自分は毎日のようにお風呂に入り、合成洗剤で肌を洗っているが、アトピー性皮膚炎にはなっていない」という人もおられるでしょう。いや、むしろ現実にはそういった人の方が圧倒的に多いため、合成洗剤とアトピー性皮膚炎がなかなか線で結ばれないわけですが、実は、そういう人でも、いつ限界点を越えてしまうかわからないのです。一生発症しないかもしれないし、明日発症するかもしれないのです。また、アトピーではなくても、何か他の形で症状がでているのかも知れません。この限界点という要素を考えれば、アトピー性皮膚炎の発症の仕方にもおのずと個人差があることが理解できるのではないでしょうか。
 大切なことは、健康な人であれアトピー性皮膚炎の人であれ、界面活性剤が、体に悪影響を及ぼす危険性があることを認識し、体内に蓄積していくその値が限界点に達しないように、または発症した人は、体内の値を下げるように普段の生活から心掛けることなのです。



「アトピーは合成洗剤が原因だった!」
  〜第2章 知っておきたいアトピーとステロイドの知識〜より P74〜75を抜粋・加筆